【日本古来サウナまとめ記事】
目次
「法華寺のからふろ」の外観
▼立派な門をくぐり…
▼受付で5000円を支払い浴衣をタオルを受け取ります。
▼こちらが本堂。通常は拝観料が必要ですが
からふろ利用者は無料で拝観することができました。
▼入口を右手に進んでいくと…
▼からふろの建物が見えてきました。
▼からふろの施浴者用に目隠しされています。
▼こちらが浴室(からふろ)の外観です。
「法華寺のからふろ」の歴史・由来
法華寺は聖武天皇の妻である、光明皇后が創始者で天平時代に創始されました。両者共に仏教を篤く信仰し、貧しい人や、病気に苦しむ人の救済に精をだされたと、言い伝えられています。よって光明皇后は「社会福祉の創始者」としても名を残す存在であります。
浴室(からふろ)は「庶民施浴」のため建てられた非常に珍しい浴室で、現在の建築は江戸時代の明和3年(1766年)に再建された建物で、平成15年の解体修理を経て現在に至っています。「庶民施浴」という珍しさもあり、現在は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
1000年以上一般開放はされておりませんでしたが、現在は光明皇后の誕生月である6月に1日のみ、解放され当時のままの入浴法での施浴体験ができます。
「法華寺のからふろ」の口コミ体験談!
▼さていよいよです。こちらの建物内で着替えます。
▼男女別になっていて…
▼こんな感じです。
▼トイレも…
▼シャワーもいくつか完備されています。
▼からふろの入り方の説明まで!
▼貸出用の浴衣に着替えて、からふろの近くで待ちます。
▼こちらの方はご一緒する方たちでした。
▼緑に癒されながら…この日は風が気持ち良い日でした。
▼さていよいよ順番がきました!
麦茶を振る舞っていただき早速中へ!
内部には2室あり、1室畳一畳ほどの小さな空間でした。戸棚式の板戸を開けて中に入ります。お部屋の床はすのこ状の床板で、その上にゴザが敷かれています。床下には大きな丸釜があり、松やヒノキの薪で焚かれた沸かし蒸気が立ち上り、サウナ室を蒸気で充満させています。
床は熱めなので、木製の椅子が置かれており、そこに座ってじ~っと楽しみます。
1番感動したのは、釜一面に生薬(香り木)としてのヒノキが敷き詰められているそうで、お部屋全体がヒノキに香りに包まれるのです。もう癒し効果が半端ない!!
からふろと聞いて、カラカラの灼熱サウナかと思ったのですが、実際は蒸気浴でした。
「法華寺のからふろ」の仕組み
もう少しからふろの仕組みを掘り下げてみます。
▼これ自分で書いてみたのですが…
大体こんな感じで合っていると思います。
▼からふろの建物裏で薪を焚いています。
▼松やヒノキの薪たち
▼右の丸釜も薪で焚かれていますが
左の本釜に常に沸騰状態の湯を足すための釜です。
「法華寺のからふろ」まとめ
薬草サウナが大好きな私にとって、ヒノキの香りに包まれるのは至福の時間でした(*^^*)ヒノキの蒸気浴は初めてでした。当時はその他にも薬草・薬木などを使用していたのかもしれませんね。体もポカポカになったし、心も癒され素晴らしい体験ができたと思っています。
思い切って決断して良かったと思います。もし体験したい!と思われる方には、ちょっとハードル高いけど(^_^;)法華寺に問い合わせされることをおすすめします!
「法華寺のからふろ」詳細情報
【新大宮駅から法華寺までのアクセスマップ】
奈良の法華寺(ほっけじ)には、1250年の歴史を持つ浴室(からふろ)があります。年に1日のみ、その浴室(からふろ)を体験できるということで、事前準備たっぷりで、施浴体験してきました!
想像していた灼熱サウナではなく、香木(生薬)入りの、まるでハーブスチームサウナのようで、大変気持ちよく、心も体も癒してもらいました。
感動の施浴体験を、たっぷりの画像とともに、歴史も遡りながらご紹介してみようと思います!