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五右衛門風呂の歴史・由来
五右衛門風呂の創始は安土桃山時代末の1594年。現在(2019年)より450年前のお話。
豊臣秀吉の命により盗者・石川五右衛門が、釜煎りの刑に処されたという説話がルーツになります。(実際には油煎りされたそうで…怖すぎます…(ToT))
安土桃山時代から江戸時代にかけては木桶が主流でしたが、明治時代にはいってからは製鉄技術が進化し、次第に鉄の五右衛門風呂(長州風呂)が一般的な
お風呂へと変化していきました。
五右衛門風呂と長州風呂の1番大きな違いですが、五右衛門風呂は底のみ鉄製で浴槽周りは木製。長州風呂は底も周りも全て鉄製であることです。
想古亭源内さんではいずれのお風呂も体験できます(*^^*)では早速体験ルポをご紹介します。
「想古亭源内」の外観
車でないとなかなかアクセスしにくいですが
JR木ノ本駅からは徒歩25分でアクセスできます。
▼田園風景が広がる道を進みます。
▼入口へと続く階段をのぼります。
▼風情溢れる老舗旅館が見えてきました。
▼宿の入口
▼招き子猫たちが迎えてくれました。
▼想古亭源内は宿泊施設も兼ねていますので
普通のお宿らしい雰囲気の番台です。
入泉料を支払いお風呂へと向かいます!
「想古亭源内」潜入ルポ!
▼お風呂は離れにあります。
▼入口
▼タオルは使い放題!
▼水も飲み放題!
▼アメニティ類もヘアキャップなど多少はあります。
「五右衛門桶風呂」の感想
▼完全な貸し切り風呂になるので脱衣所も2箇所あります。
▼こちらは浴室全体
▼洗い場もアメニティも揃っています。
▼お風呂は地下から湧出する温泉ではありませんが
光明石という天然鉱石入りで広明石温泉と呼ばれています。
▼左奥に五右衛門桶風呂発見!
▼蓋を外し開けると底板が浮き蓋として浮いています。
この底板を足で踏み沈めて入浴します。
火は当時のような薪ではなかったのでガスか電気で
温められていると思います。
▼このようにして入るのですね。
脱衣所に絵が飾られていました。
桶から木の香りが漂うので癒やし効果抜群でした。狭いのもなんだか落ち着きます。昔の人は現代人より身長が小さめだったので、ちょうどよい大きさだったそうですが、私の場合は体操座りしてじ~っとしている感じでした。
これまでの古来サウナ(風呂)巡りでは、完全な蒸気浴や熱気浴が主流で古来のお風呂はサウナだったことが伺いしれますが、五右衛門桶風呂は半蒸気浴はできますが、ほぼお風呂ですね。時代が現代に近づいてくるにつれて、現在のように浴槽にお湯を張るスタイルが主流になってきました。う~ん、面白いですね。お風呂(サウナ)の歴史って。
「五右衛門長州風呂」の感想
▼こちらは五右衛門長州風呂の脱衣所
▼浴室全体
▼お風呂
▼こちらが鉄製の長洲風呂!
▼うん、良いお湯加減。
私は桶風呂を予約していたので長洲風呂は
入れなかったのですが、こちらも風情溢れていました。
「想古亭源内」まとめ
私のように宿泊でなく日帰り風呂の場合は11:00~15:00の間で1時間単位で利用できます。事前予約必須です。入浴のみは1人1575円。食事付プランを申し込むと525円で入浴できます。
奥琵琶湖に行かれた際は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか(*^^*)
「想古亭源内」行き方&詳細情報
【木ノ本駅から想古亭源内までのアクセスマップ】
先日、奥琵琶湖の滋賀県長浜市で、安土桃山時代末から入られてきた五右衛門風呂に入ってきました!
「想古亭 源内」
旅館の日帰り入浴でしたが、大変貴重な経験ができたので、たっぷりの画像でご紹介してみたいと思います!